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rx_yziiwの日記

大野くんのこと

ジャニーズにおける偏見そして炎上騒動

『ジャニオタ』

それは忍びに忍び、隠れキリシタンのように密かに生息する人々も多く観察できる集団。

自分を振り返ってみると、
まず最初は『好き』という気持ちに抗った。好きなわけがない、気のせい。そう暗示をかけようとした。
が、やむなく観念した後には、『ジャニオタ』という呼称に抗った。
が、ジャニーズ事務所所属タレントを好きなのだからジャニオタでは?と自問自答し、はいジャニオタです、と落ち着いた。
アイドル雑誌を買う事にも抗った。誰もいない売り場を確認してはササッとコソ泥のように立ち読みし逃げ去る日々。
が、そのうち疲れたので開き直り、いつの間にやら家の片隅には常時タワーが形成される運びとなった。
今でこそ別に誰に隠すでも敢えて喋るでもなく、嵐ファンの友人知人もおり有りのまま過ごしているが、いい歳した大人は当初心の中であれもこれもと抗った。

ナゼか?

やはり『ジャニーズ』『アイドル』に影のようにどこまでも付きまとう『偏見』の存在があったからだろう。


オタクでそうなのだから、多かれ少なかれジャニーズタレント本人達の受ける暴風は推して知るべし。



嵐で言うならば、
例えばまだ22歳の若かりし櫻井くんが、いざッ、Now Tour!!で歌ったソロ曲『Unti‐Unti(後の披露でAnti‐Antiに改題)』

「あ、嵐?あ、興味ないっすね」「ジャニーズでHip‐hopって言うのもねぇ」

アンチジャニーズの煽り台詞から始まる。そして、
「アイドルがどれ程か見せてやるよ!」「たかがアイドル風情がタイトル奪い取る」「最速で奪い取る」
リリック全体にアンチを煽り返す、隠す事もない反骨精神が散りばめられている。
当時の彼が経験した状況や心情が窺える。

端的に、『ペンの指す方向chapterⅢ』「Facking!ジャニーズくらい分かれよバカ野郎!!」などもまた。

そして、『Hip Pop Boogie』から『Hip Pop Boogie ChapterⅡ』までに見える成長と未来。

改めてリリックやその変化を見るといじらしくて涙が出そう。相当悔しかったんだろうなと。必死に走って来たんだろう。

 

他に、2011年にゲスト出演した『人生が変わる1分間の深いい話』での二宮くんの話。

(俳優として高い評価を得ている彼がMOREで語った言葉)
二宮「僕はドラマや映画に出演する時に、職業は“俳優”ではなく“アイドル”ですと答えています」
(その理由が『深イイ』


二宮「どんなオファーも“嵐の二宮和也”に来ていると認識しているから」
二宮「自分よりも芝居の上手い俳優さんは沢山います。ただ、1つの作品の中に俳優だけではなく、アイドルという別ジャンルの自分が出演する事で、それが作品を面白くするアクセントの1つになればと考えています。その為にもアイドルでいた方がいいし、そう在り続けたい」

ナレーション『映画やドラマを観た観客に「最近のアイドルはここまで出来るんだ」と思わせるのが目標だと言う』

二宮くんの場合はストレートな反骨精神とは少し違う柔軟さも感じるのだけど、やはりアイドルに向く偏見を意識しての考え方が折々に見られる気がする。




と、ここまで書いて、…はて?ここは誰について語るブログだったかなと。

つまり、なぜ突然こんな話を始めたかと言えば、そうです。先日の某芸人TさんのTwitter炎上騒動(前ふり長っ)
一応沈静化したようなので自らの気持ちの整理の為にも、今さら少し触れたい。

例の動画も後日のラジオも自分の視聴覚で確認済み。


1位になるほど投票してくれた子達の存在は勿論とても嬉しかった。が、それはさて置き今件は順位が問題だったのではない。
専業ボーカリスト達を差し置いての大野智1位が当たり前だろうと言いたいわけでは決してない。

彼らは知らなかった。

「大野くん一人の声を聞いた事がないもんな」
「大野くんが単品で歌ってる状況がまず分からないから」

もう一人の芸人Iさんが言われたこの言葉が何より私には突き刺さった。

知らないなら仕方がない……そ、そっか……あれだけ冠番組で共演経験がある芸能人でも知らないかぁー……。

他メンバー達の歌声も其々の良さがあり魅力的でそれはそれで本当に好きだし、大野くんの声のユニゾン調和能力の絶品さを再確認する度、彼を歌要員として嵐に投入した社長の、歌だけには留まらない所まで見ていただろう慧眼にもつくづく舌をまく。

それでも大野くんの歌声贔屓の大野くんファンとしては、
嵐の曲からメインボーカル成分、要するにソロパートが減少してしまった不安の中、歌番組に出演する度に、大野くん上手い上手いと言われている一般のTwitter反応など確認しては、
多分もう割と世間的には認知されているのだろうと、半ば無理やり自分を安心させようと努力していたここ数年だった。

そこに追い討ちをかける、Tさんの
「もっと学校とかで音楽聴くように言った方がいいなぁー」

そして直後の

「ジャニーズなら***上手いよ、メチャクチャ上手い、***めっちゃ上手い」

近年、ソロアルバムを発売しソロコンサートツアーを行いその映像も発売された、同じ事務所の他グループメンバーのお名前が比較上げのように出された。

ソロアルバム、ソロコンサート、せめて過去のその映像でもいいから発売して欲しい、
密かにそう願い続け事務所や大野くんに要望も出してきた私には、やはり内心羨ましく感じてしまう気持ちの否めない彼のお名前。
歌番組にソロ出演して歌う姿を見ながら、指をくわえて遥か彼方2009年の大野くんの姿を思い出していた。

歌の上手さに異論はないし、もちろん彼には何の罪もない。
今回お名前が出されて巻き込まれた事は、彼のファン含めて被害者以外の何者でもなかった。


ただただ三段階パンチを喰らい、倒れ、床にこびりついた濡れ落ち葉のような様相で、その夜ワタシはモフモフのネコ達を両手いっぱいに抱き締めて眠った。

どうも、思った以上の最大の地雷だったらしい。


ただでさえあるジャニーズアイドルへの偏見に加え、私の『推し』はこんな人。

 

まぁ相変わらず精一杯なんとか自分を納得させようと頑張り続けている(笑)

映画「忍びの国」(2017年7月1日公開!) 最強の忍び 無門もうこんな適役が他にあるだろうか(笑)


件の炎上に伴い、大野くんファンそして嵐ファン、果ては他グループのファンまで乱入しての、ジャニオタ達による大野くん歌うまアピール合戦がしばしTwitter上で繰り広げられた。
気持ちは分かるだけに、それは切ない光景だったし、攻撃的な物言いのものはともかくとして、彼を擁護してくれようとする気持ちは嬉しかった。

でも私は、今回の芸人さん達に大野くんの歌の上手さを知って欲しいとは特別思わない。
別に怒って不貞腐れているわけでも彼らの感性を見下しているわけでもない。
実際には、聞いた事がないと言うよりは耳に入っていてもチャンネルが違うのだろうなと思ったから。
チャンネルの違う人間に押し売りしたいとは全く思わないのだけど、本当に知らない人にはなるべく広く良さを知ってもらいたいと思うのはオタクの性サガと言うものでしょうか。

『推し』を通しての承認欲求?それもあるだろう。
でも私が何より気になるのは、そんなパブリックイメージがもたらす仕事への影響、オファー内容なのだろうなとよく思う。

知られなければ需要は生まれない。需要が生まれなければ供給もされない。そんな不安からの焦燥。



長くなり過ぎたので、一先ず終わろう。

続いて、お芝居について語りたい。

ここまで読んでくださった方ありがとうございます。